設計室の7つの業務
改修設計たる所以は、新築当時の機能・性能や美観を取り戻す “修繕”だけではなく、出来上がった建物をより長く、より快適に、そして魅力ある空間を創る事であり、住む人の視点で解決方法を探し出す点にあります。
今の建物に求められる構造体・性能を保持していく「修繕(予防保全)」と、将来を見越して飛躍的にバージョンアップさせる「改修(リノベーション)」をベースとした次の7項目を主として、発注者様(管理組合)にご満足いただける「住みやすさ」と「資産価値の維持・向上」を提案しています。

01 / 建物調査診断
劣化状況を的確に把握するため、目視や打診・検査機器・ドローン等を使用した調査を行います。必要に応じて抜取り調査や各種試験を行い、性能分析から診断を判断します。マンションでは専有部(特にバルコニー)の調査は立ち入ることが難しいので、アンケート調査を行いその内容を分析し、劣化傾向を判断します。

02 / 設計図書の作成
長期修繕計画・修繕履歴等を参考にして、工事別仕様書の作成、数量積算、工事内訳書の作成、施工範囲の決定、グレードアップ工事の提案等を行います。
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03 / 施工会社選定補助
施工会社をリストアップし、発注者様(管理組合)と共にヒアリングを行い、見積の比較検討・施工会社の選定補助、助言をいたします。

04 / 工事監理
修繕工事の際に、発注者様(管理組合)の代理人として仕様書・工程通りに工事が進行しているか等の検査を行います。施工会社と週1回ほどのペースで定例会議を行い問題がないかチェックします。発注者様(管理組合)も交えた三者定例会議の際には必要に応じて提案・補助、助言を行います。

05 / 長期修繕計画の策定及び見直し
建物の寿命延長・快適な住環境の確保・資産価値の維持を目的として、25~30年程度の期間を想定した長期修繕計画書を策定及び見直しを行います。また既に長期修繕計画があったとしても5年程度ごとに見直すことが推奨と国土交通省から通達があります。

06 / コンサルタント業務
マンションの管理業務は、区分所有者が自分達でするのが本来の姿ですが、実際には専門知識が必要なことが多く、自分達で全てのことに対応できるとは限りません。適切な助言や指導、援助等のコンサルティング業務を行い、管理組合の立場でマンション管理に関する様々な問題にアドバイスやサポートする業務をします。(顧問契約可能)

07 / リノベーション設計
バリアフリー化や省エネ等、建物の利用者様がより快適に生活でき、建物の付加価値がより向上するためのご提案を行います。
設計~施工~将来設計まで見え据えたプロジェクトマネジメント
改修・設計・施工といったハード面だけではなく、建物の長寿命化・将来計画策定や今後の建物の運用方法などのソフト面まで建築に関するあらゆる課題を解決します。
長寿命化や再生など、世界中で求められるSDGsへの対応や、高騰する建築コストの圧縮、防災対策や社会貢献まで、プロジェクトをトータルでマネジメントします。
デザインビルド(DB)方式でトータルサポートも可能
デザインビルド(Design-Build)方式とは、設計と施工を一元化する手法です。
弊社には、一級・二級建築士、1級・2級建築施工管理技士が在籍しており、スムーズな連携と細やかな視点で、ひとつの建物に真摯に向き合うことで、豊かな住環境を創造していきます。デザインビルドに関してもお気軽にご相談ください。
設計・施工を一元化すれば、両者が緊密に連携できるため、より質の高い建物を建設できます。設計する際に施工業者が自社の施工技術を最大限に生かせるように作図作成することができます。
また、設計してから図面を元に発注業者を決める工程が必要でなくなるため、全体のコスト・スケジュール・調整業務等の負担を圧縮することが可能となります。